うちの子が通っていた保育園、それなりに大人数なところで私は広く浅くをモットーに保護者と会っても軽く世間話をするぐらいでした。
ところが年少のクラスに上がったころ、よそから転園してきた保護者(A子)によって徐々に状況が変わってきます。
A子が来てからしばらくは接点がなく、送り迎えの時間も違うので特に影響はなかったのですが、いつからかロックオンされたようで急にお迎えの時間がほぼ同じになりました。
ストーカー気質のA子
私は結構どんくさい方なので、忍び寄るA子に初めのうちは全然気づきませんでした。
「最近よく会うなー。よく話しかけられるなー。」ぐらいで。
でもお迎えの時だけじゃなく、お迎えの後のスーパーでも会ったり、イベント終わりに歩いていると急いで追いついてきて合流されたり。
ただの偶然かと思っていましたが、だんだん嫌になってきたのでなるべく会わないように少しだけ早めにお迎えに行くようにしました。
数日は会わない日が続いたのですが、A子もそれまでより少し早めにお迎えに来るようになりました。
これは偶然じゃないな。と確信して元通りのお迎え時間に戻すと、私がお迎えに来るまで保育園の敷地内にいて、必ず声をかけてきます。
目的は個人情報の収集
仲良しのママ友との会話は、ほとんどがこども絡み。
なのにA子からの会話はほとんどが保護者の情報収集。
「仕事は何してるんですか?」
「職場は近く?」
「おいくつですか?」
聞かれたら答えていましたが、反対に私が同じ質問で返すとぼやかされます。
私「仕事は?」
A子「(かなり大まかに)○○系かな」
私「職場は近く?」
A子「いや!違います!」(近くだとばれるのが嫌だったんでしょうね。)
私「おいくつ?」
A子「え!?私いくつだろー?」(年上だったのでおばさんと思われるのが嫌だったんでしょうね。)
私「旦那さんのお仕事は?」
A子「え!?うち!?離婚したけど近くには住んでるよ!」(すごく動揺してました。シングルマザーとばれるのが嫌だったんですかね。)
他にも
A子「○○さん(同級生の保護者)って団地住まいなのよね?団地住まいはちょっとねー。」
A子「△△さん(別の同級生の保護者)は何の仕事してるか知ってます?」
仲良くなりたくて色々質問して距離を縮めようとしてるのかな?と良い方に考えようともしましたが、これは違いました。
収集した個人情報を他の人に広めていたのです。
自分の都合のいいように事実を捻じ曲げて。
またある日、A子の小学生の娘がお迎えについてきた時、うちの子を褒めてくれたのですが
娘「☆☆(うちの子)って可愛いね。」
A子「え?そぉ?」(この時のしかめっ面ったら。これを見てすべてを悟りました。)
仲良くはなれないなと思いなるべくそそくさと帰るように意識していたのですが、それでも話しかけてきます。
さりげなく反撃開始
お迎えの時間を合わされると避けようがないので、どうしようか考えました。
年上の方だったのですが、はっきりと嫌われるようなことをすると仕返しがめんどくさそうだったのでさりげなく嫌われるというかデリカシーのない発言をわざとするようにしてみました。
相手から「私、この人と合わないな。」と思って去ってくれたらいいなと思いながら。
その方は、話す相手によって事実を変えるのが得意だったので私に話した内容が違うと訂正してみたり。
「あれ?こないだはこうって言ってましたよね?」みたいに。
私が保育園の先生とアメリカに行った時のことを話していると割って入ってきたので
A子「私もカジノにちょくちょく行っててー。」
私「カジノ?どこの?じゃぁ○○知ってます?え?知らない!?結構有名だと思ってた。。」
”カジノ”じゃなくて”ラスベガス”って言いません?カジノはアメリカ以外にもあるんだから。
しかもちょくちょくって。。保育園お休みしてないのにいつ行ってるのよ。。
ママ友と車の買い替えについて話していると割って入ってきて
A子「私ずっとこの(大きなファミリーカー)シリーズしか乗ってないからー。」
私「えー!そんな昔からあるんですか!?」とかね。
毎回冗談っぽく言ってたつもりですけどA子の顔は凍り付いてました。
別の保護者にロックオン!
マウントが取りたいというのもあったんでしょうね。
私はA子との会話をさらっと流すかデリカシーのない発言で返すかを繰り返していたら、だんだん他の保護者に的が移っていきました。
私はほっとしたのと同時にその保護者とはこども同士が仲が良くたまに遊びに行ったりしてたので、しばらく様子を見つつ助言しとこうと思いました。
私「最近A子からやたら話しかけられたりしない?」
ママ友「するー。なんか急に話すようになったんだけど。」
私「住んでるエリアとか仕事とか色々聞いてこない?」
ママ友「聞いてくる!他の子のことも色々聞いてくるんだけど。」
私「自慢話しとか多くない?」
ママ友「確かにー。やっぱそういう人なんだ。」
ママ友が私よりも上手くかわしてロックオンから逃げると、また他の保護者にロックオンしていました。
その後もA子は次々と標的を変えて、段々と孤立していきましたとさ。