今さら聞けない!細菌って何?
”細菌”とは微生物の一種で、混同されがちな”ウィルス”とは大きさや構造がまったく違うんだそう。
そもそも”微生物”って何だろうってなりますよね。
微生物とは文字通り小さい生物で、細菌やウィルス、カビや寄生虫など種類は豊富。
どれもあまり良い話しで聞く言葉ではなさそうですが、納豆や味噌、ヨーグルトなどの発酵食品にも”菌”が使われていて、人間の身体に良い環境をもたらします。
一方のウィルスはコロナやインフルエンザ、風邪など悪い方の話題でしか出てきません。
これが徹底的に排除出来れば、毎年猛威を振るうインフルエンザもなくなりみんなが健康に暮らせそうですが、地球上で暮らすうえではそうもいきませんよね。
人間の身体に良い物も悪い物も、どちらも生活するうえで切っても切り離せない存在です。
細菌が増殖しやすい温度は35℃前後
身体に良い菌は摂取したいけど、悪い菌は出来るだけ生活の中から排除したい。
特にこれからの時期、「インフルエンザにかかって年末年始つぶれた。」なんて想像もしたくありません。
手洗いうがいなどの基本行動は徹底します。
室内で菌と密接に関わるものと言えば食品。
食中毒の原因となる細菌からの感染は食事中がほとんどなので、自分でしっかり対策を取っていきたいところです。
自宅で出来る対策は、ずばり温度管理。
菌は温度によって活動を抑えることも出来るし増殖することも出来ます。
食品は加熱によって殺菌したり、冷蔵庫に入れて菌の増殖を抑えたりしますよね。
春や夏は外気温の上昇によって室内の温度も高くなりがちなので、飲み物や食べ物を食卓に出しっぱなしにしないよう、こども達にも注意します。
ペットボトル飲料も極力口をつけずに飲んだりして雑菌の増殖を防ぎます。
反対に冬になると外気の温度が下がっているので、室内では油断しがち。
暖房をつけていると、あっという間に菌の増殖温度になっているということも。
カビを吸い込み続けるとどうなる?
そのまま放置して食品からカビが発生してしまったり、湿度を高めすぎたお部屋や浴室内で発生する赤カビや黒カビ。
直接飲み込んだりすることがないので身体にどんな影響があるか分かりにくいですが、カビは胞子となって空気中にまっていたりします。
なので、浴室のカビや古くなった食品を放置していると、知らず知らずのうちにカビの胞子が体内に入り込んでしまっている可能性もあるんです。
そのような環境下での生活を続けると、アレルギーや呼吸器系の症状が出たり内臓へのダメージを受ける場合もあり、基礎疾患がある方は重篤な状態になることも。
空気中にまっているとなれば、防ぐ方法はなかなかありません。
とすれば発生原因を揃えないことが重要になります。
カビの発生原因は”栄養(埃、髪の毛など)”と”温度”と”湿度”。
乾燥する冬の時期は湿度を上げるために加湿器を使うことも多いですが、温度と合わせて管理しなければすぐにカビの発生要因が揃ってしまいます。
年末の大掃除が近づいてきました。
汚れを一掃して、元気に年を越したいものですね。