小学生の習い事事情

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昔、スイミングスクールでアルバイトしていたころ

「他の習い事が忙しくなったのでプール辞めます。」

というお子さんがちょくちょくいました。

小学校低学年ぐらいまでは習い事が1つだったけど、学年が上がるにつれて習い事の数も増えていく子が多いみたいですね。

習い事へのモチベーション

うちの子も一時期は習い事を2つしていましたが、今はどちらも辞めてしまいました。

どちらもスポーツ系で、運動不足解消にと思って習わせていたのですが逆効果でした。

普段あまり運動しない子が習い事に行くと、疲れて動かなくなってしまいダラダラ人間の出来上がり。

週に1回の習い事だとあまり体力もつかず、モチベーションは下がっていく一方。

テストに合格しなくてもへらへらしてるし。

2つやってた習い事のうち、1つは私の独断で辞めさせちゃいました。

これが良かったかどうか分からないですが、時間のお金がものすごく無駄に感じてしまったんですよね。

私が辞めさせた習い事はスイミング。

そこは2か月に1回のペースで昇給テストがあるのですが、昇給するチャンスが少ないにも関わらず

「今月もダメでしたー!」

と明るく言われることに嫌気がさしました。

それでも練習を頑張っているならともかく、順番待ちの時はひたすら誰かと喋る。

順番まわってきたからとりあえず泳ぐ。

これが半年ほど続いたころ、”施設維持費高騰によるレッスン料値上げのお知らせ”が届きます。

「ふざけてばっかだし、テスト頑張って上手になろうとしないし、値上げするみたいだから辞めるね。」

「はーい。」

本人はあっさり承諾。

「いや、本当にやる気なかったんかい!」

友達と遊ぶ時間と習い事どちらを優先するべきか

もう1つの習い事も友達関係やレベルの違いからモチベーションが上がらず。

「行こうと準備したけど(気持ち的に)行けなかった。」

とか、

「今日は行けない。」

登校拒否のように行けない日が何度か続くようになってきて、もう少し頑張ってほしかったけど辞めることにしました。

それからというもの、放課後は友達と遊び放題。

何だかとってもイキイキ。

毎日キラキラした顔で誰とどこでどんな遊びをしたか教えてくれるようになりました。

「明日は○○君と○○さん達と遊ぶんだ♪」

人が好きで初対面でもすぐに仲良くなれる我が子。

友達と遊ぶことが何よりも楽しいみたいです。

習い事の強制は、親としていけないことをしてしまっていたのではないかと反省しました。

友達とゲームをして遊ぶこともありますが、外でもたくさん遊んでいるらしく自然と筋肉もついてきました。

習わせたいものは他にもいくつかあったけど、これで良かったんだな。

宿題を先にやってから遊びに行って欲しいとは思いつつ、ガミガミと口うるさく言わずに見守ることに。

スケジュール調整からのやる気

そうやって1年ほど様子を見ていたところ、今度は周りの友達が習い事で遊べないようになってきたようで。

「月曜日は○○君、○○君は火曜日は習い事で遊べないから△△さんと遊んで・・・」

自分だけいつでも遊べるので、一緒に遊べる人を探すのに一生懸命でした。

周りの友達の習い事を把握してスケジューリング。

最初は楽しそうでしたが段々と自分も習い事に行きたいと思うように。

友達が公文に行っていると聞けば

「公文習いたい!」

友達がプログラミングを習っていると聞けば

「プログラミング習いたい!」

他にも英語や陸上、合気道や空手、ピアノ、ドラムなどなど。

「り、陸上?そんな習い事あるの?」

私の時代にはなかった習い事が盛りだくさん。

今のところ”仲良しの友達が習っているから”という動機なので、モチベーションがどれだけ続くのか、見極め中です。

興味がわくきっかけは人それぞれ。

まだこどもだしやってみたいと思うものがあれば何でもさせてあげたい。

そのためには稼がなければ!!

お金じゃ買えない幸せはあるけど、それ以上にお金で買える幸せがある。

世の中結局お金だな。

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