

謎多きホラー作家、雨穴
ホラー作家の雨穴さん、以前マツコさんの番組でご本人が出演していたのを見てから気になってました。
全身タイツにカオナシみたいなお面。
声も機械で変えてるから、男性か女性かも分からない。
だけどマツコさんからの質問に平身低頭で答える様子は人の好さそうな感じなのは分かる。
その番組を見たのは数年前で、すでに話題になっていたらしく少ししたら本が出版され映画にもなり。
ますます気になる存在ではあったものの、
「小説を読むのは時間がかかる。」
という印象からなかなか手が出ませんでした。
先日、あるバラエティ番組で雨穴さんの特集というか作品の解説されているのを見てこどもと
「面白そう!読んでみたいねー。」
と話していましたが、図書館でもかなりの人気で気が遠くなるほどの順番待ち。
【変な絵】レビュー
それがひょんなことから、こどもが【変な家】と【変な絵】を借りてきたので読めることに。
【変な絵】を読んだ感想は、
「変な家よりもグロい。。」
です。
こどもより先に読んでいたのですが、
「これ、小学生にはグロすぎるんじゃない?」
ちょっと心配になるような描写が何ヵ所かありました。
こどもにもそのことをやんわりと伝えたのですが、
「友達も読んでるから大丈夫!」
と言って私の後に読んでました。
小説といっても私が昔読んでた文庫本よりも文字が大きいのか?文章が少ないのか?
引き込まれる内容と相まってどんどんページをめくって読み進めていけます。
途中で止めたくないので一気読み。
【変な家】よりも少し時間がかかりましたが、それでも2時間ほどで読み終わりました。
「見出しごとに出てくる別々の人物が、最終的につながってくるのが面白いよね。」
私もこどもも同じ感想でした。
ドキドキハラハラもあり、気味の悪さもあり、グロテスクさもあり、ほっこり優しさもあり。
でも最後は不気味さで終わるという。
そこはやっぱりホラー小説。
ハッピーエンドでは終わりません。
先日のバラエティ番組でも言っていましたが、話しの中に出てくるブログが実在するんです。
ネットで検索すると本当に出てきます。
用意周到ってこのこと?ってぐらいリアリティがある。
まだ読んだことない方、ぜひ読んでみてほしいです。
ホラーといっても幽霊系ではないので、おばけ苦手な方でもそこは大丈夫ですよ。

